石川 禾奈子さん

小学3年生で第一種電気工事士に合格!
リケジョのスーパー小学生の挑戦は続く!

 白河第二小学校に通う石川禾奈子さん(当時小学3年生)が、昨年12月に「第一種電気工事士」の国家試験に合格しました。小学生での合格は全国的にも非常に珍しく、そのチャレンジ精神と努力は大人顔負け。現在9歳、白河の〝スーパーリケジョ〟小学生に、これまでの道のりとこれからの夢についてお話を聞きました。

── 電気工事士の勉強を始めた
   きっかけは?

 母が電気工事会社を経営していて、小さい頃から会社に出入りしていたんです。2歳の頃から工具を触っていて、母も「もしかして向いてるかも?」と感じてくれたみたいで、「受けてみたら?」と勧めてくれました。テキストは難しい部分もあったけど、社員さんに問題を読んでもらったりしながら、できるところからチャレンジしました。

── 小学生での合格って
   本当にすごい!
   どんなふうに勉強したの?

 学科と実技の勉強を毎日3~4時間くらい。塾にも通っていて、動画のテキストも活用しました。第一種の試験は電線を切ったりつないだりする力仕事もあって、小学生の自分にはちょっと大変。でも、やりきったときは本当に嬉しかったです。

── 電気工事の
   どんなところが楽しい?

 配線を考えたり、複線図を書いたりするのが面白いです。どこに何をつなぐか考えるのは、謎解きみたいでワクワクします。工具を使ってモノを作るのも楽しいし、「できた!」の瞬間が一番うれしいです。

── いま挑戦していることや、
   将来の夢は?

 いまは「消防設備士」の資格にチャレンジ中で、警報機の設置などに関係する資格です。将来は、母のように会社を経営してみたい気持ちもあります。社長さんってかっこいいなって思います。

── 夏休みの自由研究は?

 「豆電球」を使った研究をしてみようと思っています。電気の仕組みももっと知りたいし、SDGsにも興味があるので、自由研究が会社や地域の活動にもつながったらいいなと思っています。

 家庭と仕事の現場が重なっているからこそ、自然と身につけた興味と技術。楽しみながら学び続ける禾奈子さんの姿は、まさに次世代の〝頼もしき理系女子〟。これからの挑戦にも注目です!
 

 
 
◆[プロフィール]◆

石川 禾奈子(いしかわ かなこ)さん
小学4年生

 
白河第二小学校4年生
9歳。
小3のときに第二種、
第一種電気工事士の国家資格に
相次いで合格。
母が経営する電気工事会社の影響で
幼少期から工具に親しみ、
現在は消防設備士の
資格取得にも挑戦中!
 
 

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