吉成 茂さん
父のバトンを受け継ぎ、一度の人生を
夢を持って挑戦していきたい。
公益社団法人白河青年会議所(以下白河JC)第66代理事長として1年の任期を間もなく終える吉成茂さん。理事長に至るまでの経緯や、白河JCについてお話をお聞きしました。
── 大学卒業後はどうされましたか?
父の会社「北白川株式会社」が不動産業を営んでおり、将来継ぐことも考え、大学卒業後は東京の不動産会社へ就職するつもりでおりました。ですが、リーマンショックの煽りを受け、不動産会社への就職が決まらず、地元白河に戻ることになりました。どこに就職しようかと思っておりましたところ、新聞に求人広告掲載していた、携帯ショップ会社に就職することにしました。携帯ショップ窓口には、地元の経営者などもいらっしゃいました。そこでお客様として知り合いになった方々と今でも親交があり、いまこうして社会人として白河にいる上で、非常に役に立った経験だったと思います。その後、2013年に父の会社へ入社しましたが2015年に父の癌が判明し、8月に父が他界しました。そして私が北白川株式会社の社長に就任いたしました。
── 白河JCに入られたきっかけは何でしたか?
社長業を継いだ事がきっかけで、父が若い頃所属した、白河JCへ私も所属することにいたしました。私は今年、第66代理事長を務めましたが、ちょうど30年前に父が第36代理事長でした。親子2代で白河JCの理事長を務めたことになります。そのことを考えると非常に感慨深く思います。
── 白河JCはどんな団体ですか?
白河JCは地域活性化と若手リーダーの育成の場です。「修練」「奉仕」「友情」の3つの信条のもと、より良い社会づくりを目指し、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んでいます。白河エリアにお住まいか事業所にお勤めの20〜40歳までの方が参加できます。
── 白河JCに所属し得たものは何ですか?
地元に限らず日本全国の普段では出会う事の無い様々な業種、年齢の方々に出会えました。また、理事長は福島県内各地を回る機会がありますので、その地域の良さを知ることができました。色々な方々との出会いから、多様な価値観の人がいることを知ることが人生の糧にもなりましたね。また、一生懸命やっていたら、いつの間にか仕事に繋がったということもありました。
── 理事長の任期を終えていかがでしょうか?
歴史ある白河青年会議所の理事長としてある意味公人という立場になり責任ある立場であると感じました。今年1年「人生一度、成功ではない挑戦をしよう〜白河JC〜」とスローガンを掲げ私自身もそうですが、メンバー一人一人の事業や定例会などJC活動の挑戦にサポートできたかなと思っています。来年は福島県ブロックの副会長という立場の指名を受けました。今年はしらかわ地域に対しての活動でしたが、来年は福島県の青年会議所として全国へ発信していきます。
── 将来のビジョンは何でしょうか?
私は「夢を持ちましょう」という事をよく言っており、自分でも心がけています。白河JCの理事長を1年やって終わりではなく、今後も白河の経済人としてロータリークラブなどにも参加していきます。また、私の会社も事業を大きくできるようにこの経験を活かして次の成長に繋げていきたいと思っています。
── 地元の皆さんへメッセージをお願いします!
白河JCは同世代の仲間と共に学び成長する団体です。今年は地域課題の解決のため「しらかわはしご酒」「防災フェスティバル」「しらかわ食キャラフェスタ」などのイベントも開催しました。志ある20代、30代の方はぜひ白河JCへご興味ありましたら、体験もできますので、お声がけいただければと思います。
◆[プロフィール]◆
公益社団法人白河青年会議所 第66代 理事長
1986年7月22日生まれ。
白河市生まれ白河市育ち。白河第二中学校
白河実業高校、城西大学卒業。2009年 テレメディア東北入社。
2013年 北白川株式会社入社。
2015年 父が他界、代表取締役社長就任。
2024年1月 公益社団法人白河青年会議所 第66代 理事長就任。
2024年12月 同会議所 第66代 理事長退任。