浜中 順子さん

入局33年目。京都人から福島人へ
すっかり入れ替わりました!

 「小学校の授業で、抑揚をつけて教科書を音読したら教室の空気が動いた!声で伝えることが楽しかった最初の思い出です」と入局のきっかけを話してくれた浜中さん。「私のカラダは福島でできている」というほどの福島愛を披露して頂きました。

── アナウンサーになるまでの経緯は?

 小学生からの夢でしたが何をすればいいのか分からないままで、高校の進路選びで「アナウンサーも会社員なの!?」と初めて知りました。詳しく調べると現役アナは東京出身が多かった。私、バリバリの京都弁でしたから、「標準語を身につけないと!」と親に頼んで都内の大学に進んだんです。
 ところが東京で「京都弁?いいね!」なんて言われて「あれ?ウケてる?」と思ってしまい、結局、京都弁のまま就活に突入(笑)全国のテレビ局を受けましたが、落ちて落ちて、50社目に受けたのが福島テレビでした。

── それまでの福島との接点は?

 学生時代に、一度スキーに来ただけです。でも入局して天気予報を見たら県内を「浜・中・会津」と呼んでいて、「自分の名前がある!」とびっくり。しかも福島で働くと伝えた両親もびっくりでした。この時まで知らなかったんですが、両親の新婚旅行は福島だったんですって。当時の新婚旅行といえば熱海だったそうですが、皆が行かないところにしようと選んで飯坂温泉や裏磐梯をめぐったそうです。このご縁、すごくないですか?

── 『浜ちゃんぽ』は息が長いですね。

 11年目です。今は県内各地で月1回、生中継をしています。皆さんのお話に毎回感動するし、感動を自分の言葉で伝えられることも幸せで、それを観た方が「良かったよ!」と喜んでくれるのも嬉しい!みんながハッピーになれるこの仕事が大好きです。
 入局して33年、昔はオフの日くらい福島の外で過ごそうと思うこともあったけど、今はもっと福島を知りたくて夫との県内ドライブが休日の定番になりました。体を休めようとは思わないんです、私。知りたがりでじっとしていられないタチだし、皆さんにエネルギーをもらって生きているので♪

── 県内で気に入っているところは?

 水も空気も美味しいし、人も食も風景もぜんぶ好き!生まれも育ちも京都ですが、もはや私のカラダは福島でできているといってもいいくらい!
 自分でクルマを運転してこみっとさんのエリアへ行く時はよく、長沼・天栄、大信から白河へ入る道を好んで走ります。ルート沿いの田園風景がきれいで、走っていてすごく気持ちがいい。それに私、麺食いなんです。白河周辺は粉文化が素晴らしいですよね。ラーメンだけじゃなく、うどんやそば、生パスタもすごく美味しい!製麺所さんが多くて美味しい生麺や乾麺がたくさん出ているから、道の駅や直売所に立ち寄るのも楽しみのひとつです。皆さんにもオススメですよ!

── 読者の皆さんへひとこと!

 12月14日に放送されたSK1グランプリは観ていただけましたか?人気芸人が須賀川を舞台にネタを作って競い合う特別番組で、私はMCを務めさせて頂きました。局として初の試みでしたが、とても評判が良かった。見逃し配信で、是非もう一度お楽しみください!
 2025年もパワフルに動いて、皆さんに会いに行きます!私は中継でもスタジオでも、その場が「まぁるい」空気になってくれればいいなと思っておしゃべりしています。皆さんも「まぁるい」円の中に入って一緒に楽しみましょう!待っていてくださいねー。

 

 
 

◆[プロフィール]◆

浜中 順子(はまなか じゅんこ)さん
福島テレビアナウンサー

 
1969年2月20日生
京都府出身。
小学生の頃からの
音読好きが高じてアナウンサーに。
東京都内の大学を卒業後、
1992年福島テレビ入局。
2011年7月より報道局アナウンス担当部長。
その後アナウンス担当局長など歴任
現在は土曜夕方の『サタふく』の
人気コーナー『浜ちゃんぽ』で
県内を歩き魅力を伝える。
◆趣味・特技
 ゴルフ・料理・お菓子作り・小倉百人一首かるた
◆好きな食べ物
 福島の果物・ちりめん山椒・
 しっぽくうどん・
 ニンジン葉のごまあえ

 
 

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