宗像 聖さん
箱根駅伝2022、秒読みスタート!
平田村初の箱根ランナーとして走り切ります!
駅伝大会のなかでも群を抜く人気の箱根駅伝(東京箱根間大学駅伝競走)。新年2日・3日の第98回大会に、平田村初の箱根ランナー・宗像選手が出場します!大会当日に向けてトレーニングを重ねる宗像選手に箱根への意気込みを聞きました!
── 陸上との出逢いは?
蓬田中学校で陸上部が特設された際、県大会の出場メンバーに駆り出されたことがきっかけです。この大会で区間賞を取り、走ることに興味が湧きました。それがなければ陸上はやっていなかったと思います。
本格的に始めたのは、学法石川校に進学してから。遅いスタートだったので初めは男子の練習についていけなかったんです。だから、しばらくは女子の練習に混ぜてもらって走っていました。
── 箱根駅伝2022への意気込みは?
チーム内の雰囲気がとても良くて、10月の出雲駅伝優勝に続いて「箱根でトップを取る!」という熱気がいっぱいです。勝てれば、東京国際大にとって歴史的な初優勝1・それぞれの力を発揮できれば必ず行けると信じて練習に励んでいます。
僕自身は、前回の箱根で4区13位と悔しい思いをしましたから、同じ4区でリベンジしたい気持ちが大きいですね。もちろん、どの区間を走ることになっても区間賞は狙いに行きます!
── 地元からのエールは?
学石陸上部のOBで箱根を走った人は結構いましたが、平田村出身で出るのは自分が初めてなので地元の皆さんには喜んでいただけているみたいです。しばらく付き合いがなかった地元の友達から急に連絡をもらえるようにもなリました!(笑)
── 宗像選手にとって駅伝の魅力とは?
駅伝は、みんなが懸命にタスキを繋ぎながらゴールまで持っていくプロセスで色んなドラマがあります。応援していただく人にとっても、見どころの一つじゃないかな。
ランナーは走っている間、本当に苦しいんです。でも、映像を通して一人一人が力を振り絞って頑張っている姿を全国の人が見て、応援していただける。これも、駅伝の魅力だと思います。
── 地元の好きなところは?
何もないところが好きです。陸上の練習はほぼ毎日ですが、コロナ禍が広がった昨年5月に大学の授業も練習もストップしたため、一時帰省しました。
これからどうなるのかと思いましたが、山と田んぼと畑ばかりの中で余計なことを考えずに済んで、気持ちがラクになりました。新年も、箱根が終わったら実家に帰るつもリです。
── 卒業後の進路は?
できれば実業団で競技をしていきたいと思っています。マラソンにも興味を持っていて、2時間10分切りを目指したいという夢もあります。
ダメなら長距離トラックに専念していくこともアリですが、まずは挑戦してみて、走りが良ければ続けてみたいですね。
── 読者へのメッセージをお願いします!
箱根駅伝のエントリーは12月中旬(取材日11/30)ですが、体調なども考慮しなければならないので、正式メンバーは大会直前まで分かりません。でも大学3年の僕にとっては、箱根に出場できるチャンスはあと2回。そのうちの大切な1回です。
平田村は小さい村で、陸上をやリ続ける環境も決して恵まれているとはいえませんが、どんな環境でも、「頑張れば夢はかなうんだ」ということを伝えるため最後まで全力で走り切ります!応援してください!
◆[プロフィール]◆
宗像 聖さん
長距離ランナー
2000年8月14日生まれ(21歳)
平田村出身、永田小・蓬田中・学法石川高卒
東京国際大学3年・駅伝部副主将
【2021年の主な戦歴】
箱根駅伝2021年(4区・13位)
学生ハーフ2021年(1・105位)
出雲駅伝2021年(5区・3位)
全日本大学駅伝2021年(8区・12位)
10月の出雲駅伝2021で優勝した東京国際大駅伝部。
宗像選手は出雲5区で3位入賞し、優勝候補と目される箱根駅伝2022の主戦力として注目されている。
【好きなもの】
スニーカー収集・ファッション、
乃木坂46!