柴田 徹さん

背番号は「５５」！
世界で活躍するサッカー選手を目指して、
GO!GO！

　今季期限付きで湘南ベルマーレよりJ３福島ユナイテッドFCに移籍、DFでありながら現在２得点と活躍中の須賀川市出身のプロサッカー選手柴田徹さん。故郷でプレーできる楽しさを感じているそうです。柴田選手にサッカーとの出会いや目標、今季のチームのお話など伺いました。

── サッカーを始めたきっかけは？

　子供の頃から身体を動かすのが好きで、小学4年のときにサッカーか野球のどちらかをやりたいと思い、サッカーを始めました。小学５年から郡山にあるクラブチーム、ビアンコーネ福島に誘われて本格的にサッカーの道に邁進するようになりました。須賀川一中ではサッカーではなく卓球部に所属して大会にも出場していたんですよ。僕自身大きな影響を受けたビアンコーネ福島のパリスコーチの勧めもあって、高校からは単身神奈川県へ、湘南ベルマーレユースから早稲田大学へ進学しました。高校１年から親元を離れての暮らしもはじめは心細く思うこともありました。帰省できるのはお盆と年末年始くらい、旅館に下宿しながら、サッカー漬けの学生生活を送りました。三人兄弟の真ん中で、僕と妹がサッカーの道に進んでいます。妹の柴田瞳はUー17の日本代表としても活躍しているので、兄としても負けていられないですね。

── 今季の福島ユナイテッドFC、
　 自身のコンディションは？

　今年、湘南ベルマーレから福島ユナイテッドFCに2024年1月までの期限付きで移籍しました。今季のチームは、シーズン途中の7月より依田新監督になったこともあり、変革期を迎えているように感じています。夏場からは、チーム全体のモチベーションも上がり、明るく前向きな雰囲気が保たれていることも、結果に反映しているのではないでしょうか。
　僕自身は、去年靭帯の怪我をしたことで一年間試合ができず、湘南ベルマーレとして出場機会がなく苦い思いをしました。今季は移籍を機に心機一転です。今はコンディションがあがってきているので良いシーズンを過ごせていますね。背番号は「55」、勝利に向かってGO！GO！と前向きな気持ちです！

── これからの目標は？

　日本代表、そして海外でプレーして世界で活躍するアスリートになることが目標ですね。今後については今年のシーズン終了後クラブチームとの話し合いで決まりますが、福島県出身で地元でプレーできるのは貴重な機会だと思うので、今季は存分に自分の力を発揮したいと思います。

── 須賀川での思い出は？

　小学生のころは近所の並木公園で遊んだり、中学生までは放課後時間があるときはいつも須賀川の「ブルースタジアム」で練習に励んでいましたね。学校では「松明あかし」に向けて松明作りをしたことも懐かしいですね。今年は久しぶりのフル開催だそうで、機会があれば行きたいです。自然が好きなので、福島に移籍してからオフの日には猪苗代方面や磐梯吾妻スカイラインに足を運んで、福島の豊かな自然も満喫しています。

── 読者にひとことお願いします！

　地元出身で故郷でプレーしている選手は珍しいと思うので、まずはスタジアムに足を運んでもらって、僕のプレーを見てほしいですね。何か楽しみがあると、人生は豊かになるものだと思うので、自分たちのプレーが楽しみの一つになったら良いです。そしてもっと福島にサッカー文化が根付いていってほしいと思っています。

 

 
 

◆［プロフィール］◆

 
2001年2月18日生まれ
福島県須賀川市出身のプロサッカー選手
Jリーグ・福島ユナイテッドFC所属
ポジションはディフェンダー
須賀川市第一中学校卒業後
高校時代は湘南ベルマーレのユースでプレー
早稲田大学に進学
2023年より湘南ベルマーレに入団
2023年6月
地元の福島県に本拠地を置く
福島ユナイテッドFCへ
育成型期限付き移籍