髙久みなみさん

厳しい世界に
自分を置いて見える、さらなる高み!
女子プロゴルファーのトップを目指して邁進!

 西郷村初、期待の女子プロゴルファー、髙久みなみさん。20歳でプロに転身し、現在プロ2年目の髙久さん。今も福島を拠点に日々トレーニングに励んでいます。アマチュア時代から現在までのこと、これからの目標を伺いました。

── 三人姉妹でみなさんゴルフに関わりがあるそうですが、
ゴルフとの出会いを教えてください。

 もともと父がゴルフをしていたことや姉二人が始めたこともあって、ゴルフは身近な存在でした。幼い頃から遊び感覚でゴルフをしていましたね。姉二人は別のスポーツもやっていましたが、私は「すぐゴルフ、ゴルフだけ」って感じで(笑)。本格的に始めたのは小学校3年生からですね。4年生からはジュニアの大会に出場するようになりました。「ジャパンジュニアプレーヤーズチャンピオンシップ」で優勝(小4)したときは、父をはじめ応援する人も一緒に回れる大会だったのでその中で優勝できたことが嬉しかったのを覚えています。

── 中学卒業後の進路はどのように選んだのですか?

 中学時代には、アマチュアの大会に色々と出場しました。大学生や成人と同じ土俵で競い合いました。高校進学を考えたときに、姉二人は東北高校、東北福祉大に進学して同じゴルフの道を志していたのですが、私は茨城・明秀学園日立高等学校に進学することを選びました。姉たちとは違う環境に身を置いて、自分自身の本当の力でプロを目指したいと思ったからです。高校3年のときに予選会から出場した「樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント」では最終的に8位で結果を残すことができました。

── プロを目指すのはどのくらい大変なのでしょうか?

 アマチュアとして色々な大会に出場して成績を出していくうちに、テレビなどで女子プロの大会を見て、「自分もこういう環境で、たくさんの声援がある中で、トップになってみたい」と思うようになり、自然とプロの世界を目指しました。ツアープロになるためには、まずはプロテストをクリアしなければいけません。倍率は30倍くらいなので、本当に厳しい世界だと思います。
 高校卒業後にプロテストに挑戦しましたが、不合格になったときは苦しい思いをしましたね。1、2ヶ月クラブを握らずにゴルフと距離を置いたこともありました。3回目のチャレンジだった、19歳の秋に行われたプロテストに合格、プロの世界のスタートラインに立つことができました 。

── これからの目標を教えてください。

 最近では「ニッポンハムレディスクラシック」の大会で2回イーグルを取れたことが良かったですね。現在の最高順位は20位で、これからもっと高みを目指していきたいです。今は一週間トレーニングして次の一週間でコースを回るようにしているんです。今年の課題は「アドレス(打つ前の始めのフォーム)を調整すること」です。ゴルフははじめが肝心なので、しっかりパワーポジションを捉えたアドレスをかまえることでいいスイングにつながっていきます。自分の弱点としっかり向き合うようになって、去年よりコンディションが良くなってきているように感じています。

── 読者にメッセージをお願いします。

 プロテストに合格したときには、西郷村の役場にお祝いの垂れ幕を掲げていただいたり、地元の方の応援は本当に励みになっています。「手作りやさん15時のおやつ」のプリンが大好きで「まるごと西郷館」に買いに行っています。
 今もグランディ那須白河や近隣のゴルフ練習場で練習に励んでいるので、これからも応援よろしくお願いします。
 
 
 
◆[プロフィール]◆

髙久 みなみ(たかく みなみ)さん
女子プロゴルファー

 
2000年12月12日生まれ、身長160cm。
西郷村出身、西郷村立熊倉小学校、
西郷村立西郷第一中学校、
明秀学園日立高等学校卒業。
10歳から本格的にゴルフを始め
数々の大会で成績を残す。
2021年プロに転向。
西郷村初の女子プロゴルファーとなる。
得意なクラブはドライバー、
趣味は韓国ドラマ鑑賞。
今後が期待される
女子プロゴルファーのひとり。

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