あかつさん
これまでもこれからも、
「相撲と福島」を世界に!
逞しいカラダと廻し一つでみんなに笑いを届ける芸人、あかつさん。相撲と笑い、福島への帰住。これまでのこと、そしてこれからの夢を伺いました。
── 福島に帰住されてからの活動を教えてください。
2020年の6月に福島に帰ってきて、2年半が経ちましたね。「赤津部屋」を開いて、今は芸人としての活動と共に、相撲を教えています。福島県内でもいわき市には相撲に触れ合える機会が無かったので、おかみ(奥様)と土俵をつくるところからはじめました。土俵の土や、力士がつっぱり稽古をする「鉄砲柱」の木材など、地域の方々の協力もあって手作りの心のこもった土俵ができました。今では10人以上の子どもたちに相撲を教えています。いつか赤津部屋出身の力士が誕生するかもしれません。芸人としては県内のテレビ・ラジオ番組でのレギュラー出演、各地イベント出演など地元に住んでいるからこそのお仕事が増えましたし、街なかで声をかけていただけるのが嬉しいです。特に散髪後と銭湯で(笑)よく声をかけてもらえますね。
── 芸人としてのこれまでの歩みを教えてください。
実は、学生時代は相撲ではなく柔道を頑張っていたんです。中学生時代と高校2年生・3年生の時に福島県大会で1位、国民体育大会でベスト8、オリンピックを目標にしていたこともありました。相撲も子どもの頃から大好きでよく祖父と見ていました。福島県立好間高等学校卒業後は、柔道で大学に進学しましたが、どうしても芸人の夢を叶えたくて大学卒業後は東京NSCに進みました。色々な芸風に挑戦した後、活動を休止し一度福島に帰郷して政治家さんの秘書をしていたこともありましたが、やはりもう一度お笑いの世界に挑戦したいと思い上京しました。2012年と2016年にはアメリカのアポロシアターで相撲ネタに挑戦し、海外の舞台で沢山拍手をいただきました。元々好きだった相撲と笑いをかけ合わせたら何か面白いことができるのでは?と考えて、当時「細かすぎるネタ」みたいなのが流行っていたこともあって朝青龍さんの塩撒きを真似してみたら割と似ていたのが相撲ネタのきっかけだったんです。
── これからはどんなチャレンジをしたいですか?
僕の夢は「相撲と福島を世界に広めること」なんです。相撲の面白さと福島の魅力をかけ合わせた新しい発信を続けていけたらいいですね。また、福島の方には地元に住んでいることに共感していただけることが多いようにも感じています。「あかつ部屋」というYouTubeチャンネルも頑張っていますので、これからもいろんなチャレンジをしていきたいと思っています。
── 読者へのメッセージをお願いします!
おかみ(奥様)の実家が伊丹なんです。最近9歳になるうちの弟子(息子さん)が、初めて一人で福島空港から伊丹の義父母の家へ行ってきました。福島空港は福島→伊丹便があるのがとても便利ですね。県内各地これからもいろんな場所に笑いと相撲を届けに行きますので、あかつに遭遇した際は気軽に声を掛けてください(笑)
◆[プロフィール]◆
お笑い芸人
1981年、福島県いわき市出身
福島県の方言を生かし、
大好きな相撲とエクササイズを融合したネタ「すもササイズ」で
「エンタの天使」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(NTV)に出演するなど、
お茶の間の人気を博している。
テレビを中心に、幅広く活躍中。
現在、福島放送「シェア!」にレギュラー出演中。
特技の柔道は高校時代にインターハイ出場
大学時代には福島県代表として国体に出場したほどの実力。
過去に1年間ほど国会議員秘書を務めた経歴も持つ。