菅野 尚子さん

料理から繋がる私の道。
「おいしい」その言葉が私の原動力。

 大人気のすかっとレシピコーナー「NAOのパステルキッチン」でたくさんのレシピを紹介してくれた菅野尚子さん。今現在の生活や、これまでのことについてあれこれ伺いました。

── どんな子供時代を過ごしましたか?

 実家が農家なので畑で遊んだり、もぎたて野菜を畑でそのまま食べたり、自然いっぱいの環境で育ったんです。お菓子づくりも大好きで、せっせとクッキーを作っては、こっそり学校に持っていき友達にあげたりしていましたね。私の作ったお菓子を食べてくれた友達が「美味しい!!」と言ってくれるのが嬉しくて嬉しくて。

── 昔から料理が好きだったのですね!

 大人になったら料理に携わる仕事がしたいと思っていました。高校卒業後、「管理栄養士になろう!」と大学に進学、上京したのですが、親元を離れての慣れない生活、環境の変化でホームシックになってしまい…結局、大学を辞めて福島県に帰ってきてしまったんです。辞めたことは大人になってからも心のどこかにずっと引っかかっていて…とても後悔している思い出なんです。

── 趣味はありますか?

 絵を描くことも好きですね。絵と料理、2つのことに共通するんですが、「仕上げていく」という工程がとても好きなんです。すかっとで担当させてもらったレシピコーナー「絵を描くようにお料理しちゃお★NAOのパステルキッチン」では私の想いを、そのままタイトルにしてもらいました。「レシピ見たよ!」と声をかけていただくことも多くなり、嬉しい気持ちでいっぱいです。

── 料理の仕事に携わるようになったきっかけは?

 結婚を機に、我が子に作るお弁当や料理をSNSに投稿しはじめたのがきっかけです。当時は、子どもたちの苦手な食材を混ぜ込んだりしながら「どう調理したら苦手なものが食べられるようになるんだろう…」なんて考えながら見た目も工夫し、キャラ弁を作ってみたり。案外苦手な食材が入っていても可愛く作ると食べられたりするんですよね。SNSの投稿もすごく反響があって!!「料理教室をやってもらえないか?」と声をかけていただけるようになりました。それから、県内各地でキャラ弁講座やデコ巻き寿司教室など、料理を教える講師としての活動が始まりました。

── 今はどんな活動をしていますか?

 須賀川市で開催されているイベント「ロジマ」の出店者看板を描いたり、珈琲の勉強をしたり、料理と絵を描くことを通していろんな方と繋がり現在は須賀川市の街中にオープンしたイチノイチカフェで店舗責任者として業務をこなしながら料理を作るシェフとして毎日を過ごしています。猛勉強して調理師免許も取得したんですよ。

── テレビの料理コーナーも担当しているとか?

 KFB福島放送「シェア!」で金曜日に放送している「イケめし」に出演中です。おうちで子どもと一緒に作れる簡単な家庭料理を紹介するコーナーです。「楽しく作って美味しくいただく」お子さんと一緒にぜひチャレンジしてみてください。

── 今後について教えて!

 働くようになったのも、人との繋がりからでしたし、今働いているカフェを「人と人が交流する」キッカケになるような、そんな場所にしたいんです。業種や世代も年齢も関係なく人が集まる拠点を作りたい!!異業種コラボイベントを開催するのもいいですね。「料理がしたい」という想いだけで、ここまで頑張れると思っていませんでしたし、仕事に家庭にあっという間に時間が過ぎていく毎日ですが、子どもの頃の夢「料理に携わる仕事をしたい」を実現できていること、今に感謝しながら、これからも「美味しい!」と言ってもらえるような料理をたくさん作っていきたいと思っています!
 
 

◆[プロフィール]◆
菅野 尚子(かんの なおこ)さん
料理家
1983年7月25日生まれ(38歳)
二児の母。結婚を機に須賀川市へ。
趣味は料理や絵を描くこと。
すかっとではレシピコーナー「NAOのパステルキッチン」を担当。※現在は終了
県内各地で料理教室の講師を務め、食を通して学ぶ楽しさを伝える活動も行っている。
2021年に調理師免許を取得し、須賀川市のカフェ「イチノイチ」店舗責任者を務めながら料理を提供。
KFB福島放送『シェア』(月~金15:58~放送)
金曜コーナー「イケめし」に出演中。
子育てと仕事を両立しながら、さまざまな分野で活躍中。

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