和知 健明さん

人は誰でもヒーローになれる。
何度でも起き上がる
不屈の精神で未来を拓く。

 白河のローカルヒーロー「ダルライザー」として活躍し、主役・プロデューサーを務めた映画「ライズ―ダルライザーTHE MOVIE」は2018年全国公開され、タイ国際映画祭などで受賞。白河に映画文化を取り戻すべく、1年限定で映画館・シネマナナハチを市内に開設したほか、映画制作の際に身につけたスペイン武術KEYSIにおける日本初のインストラクターや、白河演劇塾では舞台活動を通して次世代育成に取り組むなど、幅広く活動する和知健明さん。ダルライザーが生まれた経緯、白河への想いなどを伺いました。

── 2008年に誕生しましたが、そのきっかけは?

 白河商工会議所青年部で(白河市の)新しいキャラクターを創ろうということになったのですが、考えていたら眠れなくて、バーっとデザインを描いて青年部の会長に見せたら「これをつくろう」ということになって。白河市中心部のシャッター街をなんとかしたい想いで、ヒーローを創ったらどうかと。僕はバットマンのようなアメコミ(アメリカンコミックス)が好きなのですが、アメコミは荒廃した街を変えるストーリーがよくあって、それに僕の想いがリンクしたんですね。名前は公募で決まったのですが、白河伝統のダルマがライズする、起き上がるというイメージがピッタリでした。

── ローカルヒーローとして目指すものとは?

ダルライザーは変身しませんし必殺技もありません。普通の人です。普通の人がダルライザーとして活躍することで、人は誰でもヒーローになれる、ということを知ってもらうことを目指しています。

── ダルライザーという存在を通して伝えたいことはありますか?

20年、30年後の白河を見据えて、「転んでも何度でも起き上がる」という諦めない気持ちを伝えていくのが使命だと考えます。未来を担う子どもたちに、挫けず前を向いて立ち上がる気持ちを持ってもらいたいと思っています。

── 映画の製作やKEYSIの指導、白河演劇塾での活動など、今までさまざまな事業に取り組んでいますが、今後やってみたいことや予定していることはありますか?

例年、商工会議所青年部で夏に行なってきたヒーローショーがコロナ禍でできなくなったのですが、中止するのがイヤで(笑)、ヒーローショーの映像化に取り組んでいます。また、できれば白河市民で映画を撮影するチームを作りたいですね。地元を舞台に市民が出演し撮影して映画を創ることで、白河が話題や注目を集める存在になればと期待しています。

── ヒーローショーの映像化、楽しみです!市民が製作する映画もぜひ実現したいですね。
最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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── すかっと・こみっとのPRまで、ありがとうございました!今後ますますの活躍を楽しみにしています!

◆[プロフィール]◆

和知 健明( わち たけあき)さん
ダルライザー/俳優

1980年4月2日生まれ(42歳)
ダルライザープランニング代表
白河商工会議所青年部会長
白河市出身、白河高等学校・
桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻卒
【ダルライザーとしての活動内容】
  ヒーローヒーローショー、握手撮影会、映像制作、講演など
【趣味、好きなもの】
  映画鑑賞、プラモデル
【座右の銘】
  人生最善、とりあえずやってみる

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