沖 泰司さん

泥臭く、粘り強くあきらめない
「躍動する野球」にご期待ください!

 プロ野球独立リーグ「福島レッドホープス」でこの度、新監督に就任した沖泰司さんに今シーズンにかける意気込みを聞きました。

── 監督として迎えるシーズン到来ですね。
   今のお気持ちは?

 入団した選手たちがこの球団で確かな成長を遂げ、夢であるNPBへ一人でも多く送り出すという独立リーグの務めを果たしていくことが基本です。ですが同時に、福島レッドホープスには「福島の復興を後押しする」という岩村前監督が10年かけて追求してきた使命がある。その想いをしっかりと受け止め取り組んでいきたいと考えています。
 今季の球団スローガンは[原点回帰〜福島の新たなページを作るために〜]です。チームの勝利を通して、地元の皆さんに「おらがまちの球団」という誇りをもっていただけるよう頑張っていきます。

── 現在はチームをどう見ていますか?

 昨年1月に初めて福島へ来て、総合コーチとして一年間チームを見てきましたが「おとなしいチームだな」という印象を持ちました。声がなかなか出せないし、全体的に元気が足りない。これはコーチとしての僕の反省点でもありますが、外に向かって大きな声が出せないのは自信が持てないからでしょう。
 選手たちにとってチーム内の競い合いは成長につながる大切なことです。でも試合でプロ野球のスカウトマンに注目してもらうためには、たとえ目の前でミスをしても元気ではつらつとしたパフォーマンスはどうしても必要です。これは今シーズンのチーム作りの課題ですね。

── 今シーズンめざす野球は?

 ひと言でいえば、「躍動する野球」です。岩村前監督がめざしてきた通り、福島レッドホープスはこれからも泥臭い野球にこだわっていきます。それは最後まで粘り強く、あきらめない野球です。
 その中で選手たち一人一人が「躍動」できるようにしていくには、メンタリティも含め、最後まで「勝ち」をあきらめない強さを持ってもらわなければなりません。試合で十分にパフォーマンスを発揮できるよう、日々の練習から食らいつく強さを鍛えつつ、一試合一試合を積み重ねていきたいと考えています。

── 福島の好きなところを
   教えてください!

 なんといっても米がうまい!と、ここで「福島といえば日本酒」といいたいところですが、ごめんなさい!僕はあまり呑めないので…(笑)。
 それから、この一年で知りあった皆さんの温かさは格別だと思います。そういう方々のためにも、チームを強く成長させ、球場でしっかり勝ち抜く姿をお届けしていきたいと思います。

── 読者へメッセージをお願いします!

 直近では、5月中に白河市と須賀川市で3試合が予定されています。
5/10(土)が白河グリーンスタジアムで[茨城アストロプラネッツ戦]、5/30(金)がいわせグリーン球場で[茨城アストロプラネッツ戦]、翌5/31(土)は牡丹台野球場で[埼玉武蔵ヒートベアーズ戦]です。
 どれも僕らにとってはホームゲームですから、絶対に落としたくない!選手ともどもがむしゃらに戦っていきます!地元の皆さん、当日は球場での応援をよろしくお願いします!

 

 
 

◆[プロフィール]◆

沖 泰司(おき やすし)さん
福島レッドホープス監督

 
1961年愛媛県生まれ、64歳。
松山商業高校・明治大学卒業後、
㈱スリーボンド入社。
1985年ドラフト4位で
日本ハムファイターズ入団/1990年退団

[監督・コーチ歴]
愛媛マンダリンパイレーツ、
高陽ワンダーズ(韓国独立)、KTウィズ(KBO)、
ハンファイーグルス(KBO)、聖カタリナ大学。
2024年1月ふるさとのプロ野球・
ルートインBCリーグ福島レッドホープス
総合コーチを経て現職へ。
 
 

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