放駒 新さん

「日々、最大限に自分のチカラを出し切ってほしい」
力士ひとりひとりの成長を見守って。
~泉崎村出身、放駒親方。師匠として、勝負審判員として~

 泉崎村出身の放駒新さん(元関脇 玉乃島)は現在放駒親方として部屋の力士の育成に力を注ぎながら、大相撲の勝負審判員として活躍中です。今回は親方に相撲の世界のお話を伺いました。

── 放駒親方が力士になったきっかけは?

 子どもの頃、兄が相撲道場に通いはじめて、興味本位で見に行ったら、そのまままわしを付けて稽古するようになったのが相撲をはじめたきっかけです。はじめはあまり稽古に真剣ではなかったのですが、中学3年生の夏に全国大会で優勝できたことで相撲の面白さに惹かれていきました。その後石川県の金沢市立工業高校に進学し、寮生活も稽古も充実した高校生活を送りました。卒業後のプロ入りも考えましたが、周りの勧めもあって東洋大学に進学、大学2年生の時に大相撲の門を叩きました。

── 部屋の力士の皆さんに
   期待することは何ですか?

 2021年に放駒部屋の師匠に就任し、現在部屋には関取2名(東前頭12枚目・一山本関、西十両7枚目・島津海関)、幕下以下にも有望な若手力士が8名在籍しています。
 大相撲の世界は競争社会、「あの時にもっと稽古をやれば良かった」と後悔することのないよう、日々最大限に自分の力を出し切ることを心掛けて欲しいです。

── 勝負審判員として大変なことや、やりがいは?

 丸8年、審判委員として勝負審判に携わっています。はじめは取組中に力士の足元を見るので精一杯でしたが、今では取組全体を見渡せるようになりました。勝負審判員は序ノ口の取組開始から結びの一番まで交代制で務めるのでかなり長丁場になります。力士にとってはその一番で人生が変わることがあるので、どの取組も細かな点も見逃さないよう集中しています。その一方でやはり相撲が好きなので、圧巻の横綱の大一番も、ひとりひとりの個性や成長が楽しみな幕下以下の取組も、目の前で見届けられることは醍醐味ですね。

── 放駒部屋ってどんな部屋ですか?

 他のスポーツ経験者で相撲は全くの未経験だった弟子が、数年で成長して現在、三段目で頑張っている力士も出てきました。力士は日々鍛えながら、身体も大きくしていかなければならないのが難しいところですが、部屋の力士みんなで切磋琢磨しています。
 部屋のインスタグラムでは土俵以外の力士の素顔が垣間見れるのでぜひチェックしてください。

── こみっと読者の皆さんへメッセージ

 故郷の泉崎には子どもの頃、年に数回、いとこと遊ぶのが楽しみで帰省していました。実家の庭にあった池で釣りをして遊んだり、近所のラーメン屋さんの美味しい醤油ラーメンを味わったり、とにかく自分にとって泉崎は楽しい思い出が詰まった場所ですね。
 親方としてこれからは同郷の泉崎出身の力士を育ててみたいですね。泉崎村でのイベント等にも参加して相撲の面白さを知ってもらえれば。
 放駒部屋では入門希望者の体験入門も行っているので、他のスポーツ経験者の方でも興味がある方はインスタグラムのダイレクトメッセージや電話(☎070ー8532ー7559)でお問い合わせ下さい。

 
◎放駒部屋 Instagram
 https://www.instagram.com/hanaregoma.beya/
 

 
 

◆[プロフィール]◆

放駒 新(はなれごま あらた)さん
放駒部屋 親方

 
放駒部屋師匠
46歳
元関脇 玉乃島
本名 岡部新
泉崎村出身、1977年9月生まれ。
生涯戦績 557勝583敗4休
三賞は敢闘賞5回、技能賞1回受賞
金星2回
2011年九州場所で引退後から親方に。
2022年4月に東京都足立区六町に
部屋を構える。
 
 

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