上田 雄介さん

地域の発展のために大切なことは、
人の成長!

 白河青年会議所第65代理事長を務める上田雄介さん。高校時代、学法石川野球部で学んだ経験、青年会議所での経験、常に前を向いて日々勉強を続ける上田さんにお話を伺いました。

── どんな学生時代を過ごしましたか?

 中島中学校卒業後、学石で野球がしたい!と思い学校法人石川高校へ進学しました。今から23年前、一年生のとき、学石は夏の甲子園大会へ出場しました。自分もあの舞台に立ちたいと強く思うようになったことがきっかけで、それまで以上に真剣に野球と向き合う努力をするようになりましたね。二年生の秋ごろからは試合にも出場できるようになり、徐々にチームとしても自分自身としてもレベルがあがってきたのを実感できました。残念ながらもう一度甲子園への切符は手にできませんでしたが、縦社会の厳しさや努力することの大切さを学びましたし、今の活動や仕事に生きていると感じます。当時の厳しさを共有しているからこそ、今でも野球部時代の仲間とは深い交流がありますね。

── 白河青年会議所に入会したきっかけは?

 社会人になって、20歳から家業であった植木の卸業を継ぐことになりました。県内外問わず樹木生産、造園管理や林業を通して、復興事業や地域の緑を守る仕事、癒やしのひとつとしてであったりと、やりがいのある仕事だと考えています。そうして仕事を続けていた31歳のときに公益社団法人白河青年会議所(以下白河JC)に入会することになりました。今まで知り合えなかった人たちとの出会いや交流、人と協力して何かを成し遂げることへの興味が強かったのだと思います。

── 白河JCに入ってからの活動は?

 白河JCで、様々な立場を経験し、現在第65代理事長を務めています。今までの事業で、特に反響が大きかったのは、2022年3月に開催した「清原和博氏特別講演会『復活!その先へ…』」でしょうか。自分自身、野球に携わっていたこともあり、一流のアスリートとしての清原さんに憧れがあったのはもちろんですが、ご本人も講演の中で「いつまでも野球に携わっていきたいし、息子2人が野球をしていますので、キャッチボールをずっとやり続けたい。それが夢ですね」とお話していて、保護者や指導者としての面からも、色々な目線で話をしてもらえたことが良かったですね。開催に向けて、コロナ禍による開催延期などもありました。講演実績がない中で模索しながらも、準備を入念に進めていたからこそ実現できた事業のひとつだったと感じています。

── これからの目標は?

 白河JCでの活動を通して、理解してもらうことの難しさ、発想や視点の転換の大切さなど、日々勉強です。これからは人材育成に注力していかなければなりません。理事長になってからは自分についてきてくれた人、携わってくれた人のためにもカッコ悪いことはできないな、と思うようになりました。会員同士、切磋琢磨しながら活動することが人の成長につながり、白河の発展につながると信じています。
 入会に興味がある方には気軽に声をかけてもらいたいです。地域に根ざした白河JCだからこそ積極的に取り組める課題だと思っています。

 

 
 

◆[プロフィール]◆

上田 雄介(うえだ ゆうすけ)さん
合同会社 うえだ 代表
白河青年会議所 第65代理事長

 
中島村立中島中学校卒業、
学校法人石川高校へ進学、
野球部に所属。
20歳から実家の家業を継ぎ、
樹木生産に取り組む。
2014年、白河青年会議所入会。
現在、白河青年会議所 第65代理事長。
 
 

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