須賀川の絵のぼりを深掘りしてみた!

すかがわの宝物 Vol.1須賀川絵のぼりを
深掘りしてみた!

 須賀川絵のぼりは、江戸時代中期に白河藩のお抱え絵師として活躍した亜欧堂田善(1748-1822)が、単語の節句に男の子の成長を祝って布地に鍾馗を描き庭に飾ったことが起こりとされています。吉野家の初代・松岳(善吉)は田善の孫弟子で、呉服商のかたわら節句の時期に絵のぼりを描きはじめ、幕末期には「吉野家の絵のぼり」が町の評判になります。その後、代々の当主が手描きの技を大切に受け継いできました。