鏡田 辰也さん
聴いてくれる人が一人でもいるかぎり、
ずっと福島でしゃべり続けます!
親しみたっぷりの軽やかトークで人気の鏡田アナ。現在、レギュラー出演するテレビ番組でも、ラジオリスナーに耳なじみの元気なおしゃべりを披露しています。福島在住34年目、「福島からずっと離れません!」という鏡田アナをインタビューしました。
── 福島で局アナになった理由は?
実家が広島でホテルを営んでいたので、フロントできれいな日本語を話せたらいいなと思って。しゃべることは好きだったので、大学在学中にアナウンサーの養成校に通い出したのがきっかけです。でも就職して数年したら、実家を継ぐつもりでした。
福島に来たのは、ズバリ、ラジオ福島が入れてくれたから!当時から、テレビもラジオも局アナの倍率はすごかったんです。ラジオ福島も本当に多くの応募があって、僕は2年連続で不採用でしたが、欠員募集で内定をもらえました。それが、昭和63年の春。福島での年月が人生で一番長くなりましたから、故郷といってもいいくらいですね。
── 福島の魅力はどんなところ?
お米や果物のおいしさはもちろんですが、僕にとっての一番は、福島の人の良さです。出逢う人、出逢う人がみんな笑顔でいい人ばかり。人生って出逢いの積み重ねですよね。仕事でたくさんの人と交流するなかで、ハッピーチエちゃんや紅晴美さんなど、自分を変えてくれた大切な出逢いもありました。「僕は、福島の人に生かしてもらっているな」とつくづく思います。
── すかっとエリアで好きなところは?
え?選ぶの?選べないよ~。須賀川は大好きな街、鏡石は鏡田という地域もあって身近に感じるし、オランダ祭りの司会もして…いや、一回しか呼ばれてないけど。天栄や浅川、古殿や平田、矢吹も何度も中継してるけど、どこもいい印象しかなくて絞れません!!
あ、でも今回『ふくしまショー』の撮影で鏡石を回ってみてびっくり。県南は奥が深い!あんなエキサイティングな滑り台があるなんて知らなかったなー。ちなみに、あの番組のロケって、どこで何をするか当日まで知らされないから、映像の姿はそのままなんですよ。ひどいと思いません!?
── テレビ出演について教えて!
オファーいただいた当初から、できる自信がなくて、「テレビのゴールデンタイムに他局アナが出るなんて」と本当に迷いました。それでも「鏡田さんじゃないと」と言っていただいて、悩んだ末にお受けしました。
スター卜から丸一年になりますが、戸惑いっぱなしです。ラジオは放送中の無言はNGでしょ?でも、テレビは編集上、撮影で「間」が欲しいのにしゃべり続けちゃうし、目の前の人や場所の様子をついつい言葉で説明しちゃう。テレビは映像があるから説明しなくていいんですよね。だから、毎週すごいプレッシャーとの闘いです。ありがたいことにたくさんの方にご覧いただいているようで「ほっ」としていますが、僕のプレッシャーは高まるばかり…(笑)。
── すかっと読者へのメッセージを一言!
以前から僕を知ってくださる方もいましたが、『ふくしまショー』に出演してから、今までよりも行く先々で声を掛けてもらえるようになりました。本当に感謝です。番組では、57歳のオジサンがドギマギしながらチャレンジする姿をみて笑顔になってもらえればと、毎回、一所懸命に撮影に臨んでいます。ラジオを聴いて、テレビをみて、それぞれの鏡田の違いを楽しんでください!
◆[プロフィール]◆
鏡田 辰也さん
ラジオ福島
アナウンサー・編成局専任局長 兼 メディア戦略室長
1962月2月生まれ(57歳)
広島県出身
愛称/カガちゃん
趣味/読書・映画鑑賞
座右の銘/「笑う門には福来る」
「One for All, All for One」
1988年、ラジオ福島入社。
カガちゃんの愛称で数々の冠番組を担当し、2020年4月からスタートした[ふくしまSHOW]で、初のテレビ番組レギュラーに。
ラジオ福島で現在担当する番組は、[Radio de Show](毎週水・木曜日13:00~16:00)