鈴木 健太さん

自分に甘く、shifukuのひとときを。
新しいフルーツの価値観を広めたい!

 旬のフルーツは地元産にこだわり、無添加でおいしいフルーツ商品を提供することで、お客様に至福の時を味わっていただけるサービスを目指す鈴木健太さん。いちご専門店を出店した経緯や、今後のビジョンについてお話を伺いました。

── 子どものころはどんな子?

 基本的にはスポーツ少年で、小学校・中学校の時は野球と陸上をしていました。高校ではサッカーもやりましたが、中学3年生から始めたバンド活動にのめり込んで、高校時代のほぼ全ての時間を費やしました。自分たちで曲を作ったりもしましたよ。なので、勉強した記憶は無いです(笑)授業中じっとしているのが苦手で、活発というか落ち着きがない子でしたね。

── 高校卒業後はお菓子メーカーに就職

 高校を卒業後、お菓子メーカーのロッテに就職し、約10年勤めました。トッポという商品に携わって最終的には責任者になったんですが、あごを骨折して3日間入院した時にロッテでの仕事を生涯続けるのかな?ってふと自問自答したんです。その直後に父が亡くなったこともあって、地元に帰ることを決めました。元々料理するのが好きだったんで、福島に戻ったらカフェを始めてみたいって思いました。

── 帰郷、偶然の再会、そして開業へ

 2020年に福島に帰ってきた後、カフェ開業に向けて1年間カフェのチェーン店などでアルバイトしている時に、小学生の時にリトルリーグで一緒に野球をやった渡辺だるま店の渡邊高章君と再会したんです。近況を話している中で、だるまランドのオープンに合わせて、いちご専門店SHIFUKUをオープンすることになりました。
 当初いちご専門店にしたのは、姉がいちご農家に嫁いでいまして。そのいちごがとんでもなくうまいんですよ。ぜひいちごを使いたいなっていうのは考えていたんですが、どうせなら専門店に絞ったほうがいいと思ったのが理由ですね。

── 現在の事業展開について

 3つの事業を展開しています。1つ目は開業当初はいちご専門店SHIFUKUでしたが、現在は「無添加フルーツ専門店SHIFUKU」と店名を変更し、いちごに限らず様々なフルーツをだるまランド店にて提供しています。2つ目はキッチンカー事業。お客さんに喜んでもらえるのはもちろん、主催者にも喜んでもらえるのは嬉しいですね。3つ目は居酒屋バーの「フルーツと酒SHIFUKU」です。キッチンカーをやる中でアルコールの需要もあるなと感じていました。自分もあまり飲んだことがなかったし、新しいフルーツの価値観を与えるっていう意味でも、出してみたら面白いんじゃないかっていうのがきっかけで、新鮮なフルーツを使用したお酒を多数揃えています。

── 今後の目標・ビジョンは?

 今後は無添加フルーツ専門店事業で商業施設や観光地への出店を考えています。キッチンカーについては、扱う商材を増やすことに焦点を置いています。居酒屋バーの方はカフェ営業を始めていきます。フルーツを絡めながら昼間はランチ、ランチタイムが過ぎたらパフェを中心としたカフェメニューを楽しんでもらいたいですね。あとは10年以内に加工場を作って、シロップやジャムだったりフルーツに特化した自社商品を拡充していきたいです。白河のフルーツってすごく美味しいので、いろんな形で面白い商品を作って、たくさんの方に手を取ってもらえるように工夫していければと思います。ゆくゆくは生産者の後継者も少なくなっていくと思いますので、そういうところもバックアップできるようになりたいですね。

── こみっとの読者へメッセージ

 ピンクのキッチンカーが目印です。イベントで見かけたらぜひ遊びに来てください!しらかわはしご酒にも出店しますので、フルーツとお酒という新たな体験をして、新しいフルーツの価値観っていうのに触れていただければと思います!
 

 
 

◆[プロフィール]◆

鈴木 健太(すずき けんた)さん
株式会社SHIFUKU 代表取締役

 
白河市出身
1992年生まれ、32歳。
小田川小学校、東北中学校、
白河実業高校を卒業後、
お菓子メーカーに10年間勤務。
帰郷後、1年間カフェでアルバイトをしながら
カフェ開業の準備を進め、
2021年7月にいちご専門店SHIFUKU
(現在は無添加フルーツ専門店SHIFUKU)をオープン。
キッチンカー、居酒屋バーと事業を広げている。
趣味は食べ歩き、カフェ巡り、サウナ
 
 

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